究極の縞模様!ボツワナアゲートの勾玉

こんばんは。
サルオです。

4年ぶりに実家に帰ってきました。
地元を離れて25年経つとさすがに色々な変化に気付かされました。
中でも、実家にほど近い神鍋(かんなべ)高原はスイカが有名になったんですね。
スイカ100%のシャーベットを食べてきましたが、とても美味しかったです!
今週末もスイカ祭があるそうなので、お近くの方は是非いらしてくださいませ。
(神鍋山の噴火口まで登ってきましたので、最後に写真を付けさせて頂きます)

ところで、僕の悪い癖で何でも石に例えて見たくなる性分がございます。
スイカみたいな鉱物ってなんだろと考えたところ、やっぱり「マラカイト」。

色はもちろんですが、縞模様があるところもスイカそっくり!
ならば、今日のブログはマラカイトだな!

しかし、、、ちょうどいいところに紹介したいマラカイトがない。。。

ということで、縞模様に注目いたしまして、
本日はめのう(アゲート)を紹介させて頂きます。

★【限定1本】ボツワナアゲート 出雲型勾玉 30ミリ① 9,900円(税込)★
オンラインショップにて販売中!!

めのうの縞模様はまっすぐな直線ではなく、わずかな曲線を描きながら幾重にも作られています。

これぞ天然が生んだ造形美!

実際にめのうがどのように成長するとこのような模様が出来上がるのかといいますと、、、

以前MORiKOさんが作ってくれた資料が分かりやすいので、転用させて頂きます。

Q. めのうの縞模様はどうやって出来るの?

めのう、水晶、オパール、どれも全然違う石のようですが、実は同じ成分で出来ています。
水晶はそれが完全な結晶になったもの。めのうとオパールはミクロの結晶が集まって固まったものなんです。
めのうとオパールの違いは水を成分の中に組み込んでいるかいないかの違い。

それでは縞のあるめのうがどうやって出来ていったか見てみましょうっ♪

まず始まりの始まりはドロドロのマグマから。
マグマというのは岩石がドロドロに溶けた状態のもの。液体です。
火山が噴火してマグマが流れている映像をみると、あぶくがブクブクはじけているイメージがありますよね?
マグマの中にガスがあると、水の中のガスと同じように気泡になります。

その気泡の大きさがじゃがいもくらいの大きさのものを想像してみてください。
今日はその設定で話をしたいと思いますっ!!!


ドロドロのマグマは岩石が溶けたものなので、もちろんとっても熱いです。
地表で1000度くらいでしょうか???

地球は深い場所ほど温度が高く、地表ほど温度が低くなります。
マグマが地表近くで冷やされると、この状態のまま岩石となります。

気泡があった場所はそのまま空洞となります。
この状態のままだと何も起こりません。

最初は何事もない岩石ですが、年月と共に割れが生じ、その割れを伝って地下の熱水がやってきます。
割れと空洞がつながると、空洞の中は熱水で満たされていきます。
熱水は温泉の素だと考えてもOKですよ~!(多くの石は温泉から生まれるんですよ~)


その熱水の中には水晶の成分が入っていて、ミクロの結晶になります。
そのミクロの結晶が空洞の壁に沈殿して成長していきます。
お風呂の湯垢のような感じですね~(表現が汚くてすみませんっ!)


そしてこれは何十年も何百年も何千年もかかってゆっくりと成長していきます。
その間に熱水の成分が変わったりすることもあります。

成分が変わると、不純物も変わり、色の異なる層になります。


その変化と成長の繰り返しが起こると図のように色々な色が層をつくる縞めのうになるんですね~!
条件がよいと、最終的に中までめのうで埋まります。
最後の最後は水晶が育つパターンも多いですね。


の図で示したような条件で育っためのうの原石から作った勾玉がこちらになります。

★【限定1本】ボツワナアゲート 出雲型勾玉 30ミリ① 9,900円(税込)★
オンラインショップにて販売中!!

この細かい縞模様は透明感のある部分とない部分があります。
おそらく透明感のある部分は石英質で透明感のない部分はカルセドニー質なのかなと思います。

この透明感のある部分とない部分が交互にあることで、キャッツアイのような不思議な現象を見ることが出来ます。
※動画ではなく静止画ですいません。

★【限定1本】ボツワナアゲート 出雲型勾玉 30ミリ① 9,900円(税込)★
オンラインショップにて販売中!!

分かりますかね。
透明感がある部分は光が透けて見えるため、まるで光の輝きが動いているかのように見えるのです。
これは、細かい縞が規則的に並んでいるから起きるキャッツアイ効果のように見る現象に近いと思います。

きっと縞模様好きの方には気に入って頂ける一品だと思いますよ。
(ずっとこの縞模様を見ているとスイカの模様に見えなくもないこともない)

ここからは余談です。
僕の地元にある神鍋山は噴火口まで簡単に登ることが出来るのです。
上空から写真撮影することは出来ないので、Google マップで見てみると


茶色くなった穴っぽっちが噴火口。
なんか、これだけ見ると噴火口の中に入れるのかな?とわくわくしますね。

実際はどうなっているのでしょう。
登ります。


冬場はスキー場になっているだけあって、夏場でもしっかり整備されていてとっても登りやすい!
面倒臭い人はリフトも動いていたので、お金を出せば苦労せずに登れます。

僕は当然、徒歩の一択!


登ってみると思った以上の上り坂で根気との勝負でした。笑
そして、右を見ると、空を飛んでいる人が!


めちゃめちゃ気持ちよさそう!!!

そして頂上に到着。

噴火口を見てみると・・・


背丈くらいの草木が覆い茂って絶対に中に入れんわ!という感じでした。
僕の嫌いな蛇とか蜂とか絶対にいそうな雰囲気があったので、絶対に噴火口には入らない方がいいと思います。

っていうより入れないと言った方が正しいのか。

神鍋良いとこ一度はおいで~ということで、
最後までご覧頂きありがとうございました。

めのや石俱楽部

創刊号(9月20日お届け予定)
お申込み8月31日(木)まで
 


※刻印内容は申込時にフォームよりご入力いただきます。
指定文字数(漢字含め6文字)以内でご入力ください。
※既存のキャラクターの名前等は刻印いただけません。

木のぬくもりあふれる、卓上サイズの木製ショーケース。
「めのや石倶楽部」で1年を通してお届けする、バイヤー厳選の「見た目で楽しめる」9つの原石たちを、ちょうどぴったり飾ることができます。


美しい色味で話題のダイアナマリア鉱山産グリーンフローライト。
ブラックライトを当てるととても美しく発光します。

■めのや石倶楽部 特設サイト
https://www.anahitastyle.com/view/page/menoya_ishi_club

シェアする

シェアする

フォローする

フォローする

シェアする