鮮やかな紫色が特徴的なフォスフォシデライトのブレスレット

こんばんは。
サルオです。

本日は意外性抜群にの鉱物である「フォスフォシデライト」のブレスレットを紹介させて頂きます。

★【限定1本】フォスフォシデライト 9ミリブレスレット マダガスカル産 内径:約16.5cm 5,280円(税込)★
オンラインショップにて販売中!!

このフォスフォシデライトは10年くらい前に急に出回り始めた印象の天然石です。
海外、特に中国の市場に行くとやたらとこの「フォスフォシデライト」を取り扱っている業者さんが多くいたことを覚えています。

その理由を聞くと、
原石商は小ロットでの販売をしていなかったり、
大ロットで仕入れることで割安で仕入れることが出来るため、
複数のメーカーがお金を出し合って原石を購入していると聞きました。

だから「どのメーカーもフォスフォシデライトを持っているのか」と納得したものです。
中国の複数のメーカーでお金を出し合って原石を仕入れているという情報を知るきっかけになったのがフォスフォシデライトだったので、
この石についてはよく印象に残っています。

でも、よく考えると、それによって複数のメーカーが同時に加工品を発売するわけなので、結局価格競争になって利益出せないのでは?という気もしますけどね。

そして、逆に考えると、どのメーカーも商品が無くなると一気にその石自体見かけなくなる、中国の市場はそんな風になっているのかな?なんて考えたりしております。

話が石の説明から離れてしまいましたので、ここで鉱物データの説明をさせて頂きます。

★【限定1本】フォスフォシデライト 9ミリブレスレット マダガスカル産 内径:約16.5cm 5,280円(税込)★
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鉱物データは下記の通りです。

和名:斜燐鉄鉱(しゃりんてっこう)
成分:FePO4・2H2O
硬度:3.5~4
比重:2.74 ~ 2.76

決して有名な鉱物ではないので、この石について知らない人も多いと思います。

何も知らなければ、「シデライト(菱鉄鉱)」という鉱物に関係するのかな?と思ってしまいますよね。
つまり、”フォスフォ”な”シデライト”というように。

でも、実は名前の由来はそうなのです。

シデライトという鉱物はカルサイトグループの鉱物で成分はFeCO3です。
シデライトも主成分として「鉄」が含まれています。

ギリシャ語で「鉄」を意味する「SIDEROS」が語源となっており、シデライトと命名されました。
これはフォスフォシデライトも同じで鉄を主成分としてもつ鉱物なので、フォスフォ(光を運ぶ)シデライト(鉄を含む鉱物)と命名されたようです。

ちなみに、この外観からして「光」のイメージは無いですよね。

★【限定1本】フォスフォシデライト 9ミリブレスレット マダガスカル産 内径:約16.5cm 5,280円(税込)★
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もしかしたら、原石の状態だったら何か分かるかも知れない。と思い鉱物のデータベースでマダガスカル産のフォスフォシデライトの原石を調べてみると。。。

このような原石が見つかりました。

画像はMindatより

フォスフォシデライトもラリマーや翡翠のように表面が膜のような別鉱物に覆われて中が紫色になってる鉱物なんですね。

しかし、「光」という意味がやはりよく分かりません。。。が、
実は鉱物のデータベースを見ていて分かったのが、このようなタイプのフォスフォシデライトは珍しいタイプということです。

フォスフォシデライトとして紹介されている原石のほとんどは結晶になったものでした。
僕が知ってる鮮やかな透明感の無い紫色の鉱物とはかけ離れていて衝撃的でした。

それは是非皆さんにも体験して頂きたいということで、リンクを貼らせて頂きます。
遷移先は”Mindat.org”というアメリカのハドソン鉱物研究所が運営している世界最大(たぶん)の鉱物のデータベースです。
英語だらけのページにとびますので、興味のある方は覚悟を決めて遷移して下さい。
(すいません。別にウイルスとかないので、覚悟はいらないです)

https://www.mindat.org/gallery.php?min=3187

想像していたものと違ったことないですか?
透明感のある綺麗な結晶が出てきてビックリしましたよね。

この原石でビーズが出来ればいいのに、と思いましたは、結晶のサイズが小さすぎること、硬度が低くてカット研磨が難しいことから加工品はほとんど出回っていないのでしょう。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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