共生鉱物も魅力的!ブラジル産天然シトリンの原石

こんばんは。
今日から半袖に衣替えしたサルオです。

朝の情報番組で雨が降ると頭が痛くなる方がおられると言っていましたが、実は僕もそうなのです。

これを天気痛というらしいです。
辛いですよね。
でも、ハリキっていきましょう!

珍しい天然シトリン

市場に出回っているシトリンのほとんどは加熱処理が施されたシトリンです。
それらのシトリンはアメジストの加熱処理によって鮮やかなイエローカラーに発色したもの。
まるで透き通った黄金色が美しい宝石になるのですが、今日紹介するシトリンは天然色のシトリンです。
つまり「天然シトリン」とは人為的な処理が施されていない天然色のシトリンということです。

では天然色のシトリンと加熱処理が施されたシトリンでどんな違いがあるのか見ていきましょう!

★【限定1石】トルマリンオン天然シトリン 原石 H:4.8cm,W:12cm,D:5.8cm,382g  71,500円(税込)★
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よく見るシトリンのイメージとはちょっと違うかもしれませんが、これもシトリンなのです。

ちょっと難しい話になりますが、
シトリンには2つのパターンがあります。

一つは水晶の中に含まれる微量なFe(鉄)による発色。
これがアメジストを加熱処理することで黄金色になるタイプのシトリンです。

そしてもう一つのタイプがAl(アルミニウム)による発色です。
水晶に含まれる微量なアルミニウムの影響でイエローカラーに発色します。

今日紹介している天然シトリンは後者のアルミニウムによる発色のタイプです。
おそらくほとんどの天然シトリンがこのタイプのシトリンです。

多種の共生鉱物が面白い

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今回入荷した天然シトリンの原石には色々な鉱物が共生しています。
上の写真を見ると、黒い鉱物、緑色の鉱物、暗赤色の鉱物が見えますね。

それぞれ注目して見ていきましょう。

まずは一番大きくて目立つこの部分

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真ん中の黒い部分ですね。
これは、ショールです。

ショールと聞くと耳慣れないかも知れませんが一般的に「ブラックトルマリン」と呼ばれている鉱物です。
複数あるトルマリングループの中の一つで和名が「鉄電気石」です。

次に目立つのがそのお隣にある赤紫色の鉱物。

下は拡大した写真

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細かい鱗のような形をしていてちょっとキラキラしていますね。
ということは雲母系の鉱物ですが、見た目の色からしてレピドライト(リチア雲母)のように見えます。

リチア雲母があり、鉄電気石があるということは、きっとあの鉱物もあるでしょうね。

リチア電気石です。
英名でエルバイト。

エルバイトはどこかというと、、、

ここ!

下は拡大した写真

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縦の条線がいかにもトルマリンっぽいですね。
グリーカラーに発色しているので「グリーントルマリン」とも呼ばれています。

これだけのように見えますが、実はもう一つあります。

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この白い部分は石英とは異なりそうですね。
この部分ははっきりと申し上げれないのですが、長石グループの鉱物ではないかと思われます。
多分、アルバイト(曹長石)かな?

この件については、余談で少し話させて頂きますが、天然シトリンだけでも珍しいのに、色々な鉱物がくっついていて、一度で何度も美味しい。そんな魅力的な標本ですよ。

ここからは余談です。
僕も最近知ったのですが、スマホで写真を撮影するだけで何の鉱物か教えてくれるアプリがあるのをご存じですか?
chatGPTに続いて便利なものばかり増えると考える力を奪われていきそうですが、早速白い鉱物をそのアプリで調べてみました。

アプリを起動して、写真を撮影


さて、どんな結果が出るのかな?

ドキドキ・・・

出ました!

正解!

さらに

これは紫色の結晶に対してですかね。
確かにエルバイトも付いてますが、画像に写っているのはレピドライトだと思いますが、

そうして、肝心のもう一つ

カルサイト?
あの白い結晶はカルサイトなの?

いや、これは違うと思います。
なぜなら、カルサイトの鑑別は容易で、簡易鑑別ですでにカルサイトでないことは僕の中で確定しているんですよね。

もしかしたら別の部分のことを言っているかも知れませんが、精度として必ずしも高くないように感じますが、この先どんどん進化していくのがきっとAIなのでしょうね。

ちなみにアプリの名前は「Rock Identifer」です。
無料でもそれなりに使えますよ。

ん?

もしかしたら、無料プランだからわざと精度を低くしているのかな?

最後までご覧頂きありがとうございました。

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