木に彫りを入れる伊勢一刀彫。
石に彫りを入れる出雲きりこ。
伊勢と出雲で生まれた二つの工芸が出会いました。
本日ご紹介するのは伊勢一刀彫の彫師 太田結衣さん制作の飾り台です。
伊勢一刀彫を彫る太田さん
伊勢地方に伝わる一刀彫は古くより神宮ご造営に従事する宮大工が余技として
端材を用いた縁起物等を刻んだ事が始まりといわれています。
ここでいう「一刀彫」とは、一本の彫刻刀で彫るのではなく、一刀両断というように、
一度の刻みがそのまま仕上がり面になるような荒削りで大胆な造形が特徴の木彫です。
今回、出雲きりこの「切子面」をイメージしたものと、
出雲で愛され続けているうさぎの2種をご用意しました。
粗削りで大胆な造形が特徴の一刀彫に太田さんの感性が重なることで
温かみを感じる可愛らしい飾り台になっています。
■出雲きりこ 飾り台 伊勢一刀彫
30ミリサイズの勾玉と
こちらは出雲きりこの「切子面」にも見えるころんと可愛らしい飾り台です。
小さな台ですが30ミリサイズの勾玉も飾っていただくことができます。
彫師の太田さんは「石」もイメージしてこの形をデザインしていますが、
木と天然石の自然な温もりを感じるような飾り台に仕上がりました。
■出雲きりこ 飾り台 伊勢一刀彫 うさぎ
手のひらに乗せると心地のよい重さがあります
続いてご紹介するのはうさぎの飾り台です。
出雲の縁起ものといえばうさぎ。
つぶらな瞳とその佇まいがとても愛らしい飾り台です。
横顔も尻尾もかわいい
個人的にはうさぎの耳の彫りが子供のちいさな手のひらのように見えて愛しいです。
お気に入りの石を大切に包み込むように飾っていただけます。
■クスノキの香りで清めるように飾る
原料には楠(クスノキ)を使用しています。
楠は古来より長寿の木とも薬の木とも言われていて、癒されるような爽やかな香りがしますので香りに清められるような気持ちで飾っていただけます。
底面には「結」の文字が記されています
ころんとかわいい飾り台は縁起のよい贈りものとしてもおすすめです。
本日ご紹介した飾り台は、出雲きりこ巡回展とめのうやしんぐう本店、たまゆら出雲大社店、アナヒータスタイルで販売しています。
数に限りがありますのでお早めにご覧ください。
一刀彫結
伊勢一刀彫 一刀彫結 太田結衣
三重県出身。多摩美術大学彫刻学科・木彫専攻を卒業。
2010年に伊勢一刀彫師の岸川行輝氏に師事。
全国の神社の干支のお守りなどを制作している。
■マーカサイトインクォーツの飾り石
そして、さらに本日は出雲きりこの新作もリリースします。
今回初めての試みとして出雲きりこの飾り石をご用意しました。
こちらは彫りを入れる前のものです。
幾何学模様の景色が内包されています。
ビーズ穴のない飾り石です
石の中に広がる宇宙のような景色が彫りを重ねることでどのように生まれ変わったのか。
ぜひ商品ページをご覧ください。
いかがでしたでしょうか。
身に着けても飾っても可愛らしい出雲きりこをぜひお楽しみください。
最後までお読みいただきありがとうございました。