(新作勾玉!)ブルーグリーンカイヤナイト出雲型勾玉 モザンビーク産

こんばんは。
まだまだ半袖を着て夏気分のサルオです。

10月も半ばを過ぎたところですが、週間天気予報を見ると本社のある島根県は来週も最高気温が25℃前後の日が続きそうです。
もしかすると今月いっぱいは半袖で過ごせるかも!

それでは本日は新作勾玉のブルーグリーンカイヤナイトを紹介させて頂きます。

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非常に珍しいグリーンカラーのカイヤナイト

カイヤナイトの和名は藍晶石(らんしょうせき)。この名前からも分かるようにインディゴライトブルーをイメージする鉱物です。しかし、今回はややグリーンカラーを帯びたブルーグリーンカイヤナイト、このグリーンカラー入るカイヤナイトは珍しい存在です。

グリーンカラーに発色する原因は微量に含まれる金属元素「クロム」によるものです。
グロムが入ることで綺麗なグリーンカラーに発色している天然石の代表として「エメラルド」や「翡翠」「クロムダイオプサイト」「フックサイト」「デマントイドガーネット」など、鉄発色のやや黄色がかった緑とは異なり、クロムは鮮やかな緑色を見せてくれます。

職人泣かせの加工の難しさ

僕が登場した回のインスタライブを見て頂いた方はご存じかと思いますが、カイヤナイトは当初「カイヤナイトインクォーツ」での作成を検討しておりました。
しかし、カイヤナイトインクォーツは正確にいうとカイヤナイトwithクォーツで水晶の中に納まりきらず共生しているような状態でした。
特別な接着加工をしていると原石のサプライヤーから聞いておりましたが、勾玉加工職人さんのお話や宝石の分野での有識者の方にお話を聞いていて、やはり「勾玉」という特殊な形への加工に対して「強度的に耐えられない可能性が高い」と判断し断念しました。

代わりに見つかったのがモザンビーク産のブルーグリーン色のカイヤナイトです。
このカイヤナイトはブラジル産のように水晶と共生している結晶ではなく、カイヤナイト単体の単結晶であったため、カイヤナイトインクォーツのような破損リスクは少ないだろうと判断して勾玉への加工を決めました。

今回勾玉に加工したカイヤナイトの原石

しかし、カイヤナイトは一つの鉱物で2つの硬度を持ち、へき開性も結晶の方向により異なるというかなり特殊な特徴を持つ鉱物です。

カイヤナイトの結晶はその柱に交差する方向では硬度7.5、柱と並行する方向では硬度4と同じ結晶の中でも削る方向によって極端に硬度が異なっています。
このような性質を「二硬性(にこうせい)」と呼びます。

さらの硬度だけでなくへき開性も結晶の方向によって異なります。柱に平行な方向に完全なへき開性があり、柱と交差する方向はやや不完全なへき開性となっております。
つまり、柱と平行な方向で割れやすく、交差する方法に割れにくいという性質があります。

この二つの性質により、勾玉への加工は非常に難航しました。
一部、平らな面や角ばった面が見られるのも、カイヤナイトの特徴としてご理解頂けますと幸いです。
※硬度は傷つきやすさを表し、へき開はやすさを表しています。

カイヤナイトの勾玉が放つ光の魅力

このような特有のへき開面を持つため石の表面が光を反射してキラキラと輝いて見えます。
また、このカイヤナイトには多種の鉱物が共生しており、その中の雲母やヘマタイトが光を反射して輝いて見えるシーン効果も魅力の一つです。

※動画はブルーグリーンカイヤナイトHCを参考に撮影しております。

オンラインショップ掲載商品紹介

それではここからはオンラインショップで発売する商品を紹介させて頂きます。

まずはHC(ハイクラス)の30ミリサイズの1番から

★【数量限定】ブルーグリーンカイヤナイトHC① 出雲型勾玉 30ミリ 30,800円(税込)★
オンラインショップにて販売中!!

HC(ハイクラス)の基準は「透明感」「不純物の量(少なさ)」「シーン効果の見え方」を総合的に判断して通常グレートのものと分けさせて頂きました。

この一番の勾玉の魅力は石の表面に不純物が少なく、シーン効果が綺麗に見れるところです。
上から光を当てるとしっかりと緑色を感じることも出来ますよ。
透明感はほとんどありませんが、全体的にバランスの取れたカイヤナイトとです。

続きまして、2番の勾玉です。

★【数量限定】ブルーグリーンカイヤナイトHC② 出雲型勾玉 30ミリ 30,800円(税込)★
オンラインショップにて販売中!!

30ミリサイズの勾玉で透明感を出すのは至難の業。
スマートフォンのライトを当てると一部透明感を感じ箇所もありますが、全体的に見ると透明感はほとんどございません。
その代わりこちらも不純物が少なく、シーン効果をしっかりと見ることが出来ます。

30ミリサイズのハイクラスの取り扱いはこの限定2石です。

今回はハイクラスと通常グレートをそのまま同じサイズの勾玉で比較してみます。
ここからは通常グレードの30ミリの勾玉を紹介させて頂きます。

★【数量限定】ブルーグリーンカイヤナイト① 出雲型勾玉 30ミリ 16,500円(税込)★
オンラインショップにて販売中!!

1番の勾玉は上部にやや透明感を感じられるところに魅力を感じますが、全体的にハイクラスのカイヤナイトと比べるとクラックが多く若干白く見える箇所があり、また、茶色い鉱物が共生しております。

茶色っぽく見える鉱物は様々な可能性が考えれるのですが、今回のカイヤナイトに共通している「黒い粒状のヘマタイトが共生している」というところから考えるとこのカイヤナイトに鉄分を多く含んでいることが想像出来ます。
その鉄を主成分とする鉱物(例えばライモナイトのような)が雲母等の鉱物の表面についたりして茶色くなっているように感じます。
今回この勾玉を出すにあたって第三者機関に鑑別を依頼しております。
その鑑別をして頂いた方からも、特定は出来ないけどカイヤナイトに多種の共生鉱物が混ざりあっているとおっしゃっておられましたので、どんな鉱物が混ざっているのか、探してみるのも楽しいかも知れませんね。

全ての勾玉に共通して入っているものはヘマタイトで、それ以外には個体によってはマイカ(雲母)やスピネル・ガーネットなど入っている可能性はありそうです。
(どこが?どれ?と聞かれると困ってしまいますが・・・あくまでも可能性の話でございます)

それを踏まえて2番以降の30ミリの勾玉を見てみましょう。

★【数量限定】ブルーグリーンカイヤナイト 出雲型勾玉 30ミリ 16,500円(税込)★
オンラインショップにて販売中!!

光を当てながらルーペで覗くと楽しめそうなカイヤナイトですね。

今回取り扱いの商品ラインナップについては、特集ページをご覧頂けますと喜びます。

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最後までご覧頂きありがとうございました。

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