「神話を知ると出雲は100倍面白い」誰の言葉かといいますと、他の誰でもない筆者の私ですd(^^;)これは私の実体験もあっての事です。
今回はそんな私事のお話ですがお付き合いいただけたら幸いです。
私が初めてこの地、出雲地方に来た11年前、「古事記」の言葉は知っていても
中身に関してはこれっぽっちも知りませんでした。
とある機会に斐伊川沿いの神社を巡ってみるとヤマタノオロチの伝承のある神社が
なんと多いことか!さらに調べて見るとここにもあちらにもオロチ伝承がある!
そんな事が私を古事記の世界に惹きつけて行きました。
そんなきっかけになった神社と神蹟がこちら。
布須神社。
島根県雲南市木次町宇谷367

布須神社は本殿を持たず、山を御神体として参拝する形式で「甘南備(神名備かんなび)式」と呼ばれます。


この神社のある場所にはヤマタノオロチ退治の立役者、スサノヲが何度も醸した濃い酒、「八塩折の酒(やしおりのさけ)」を造るためこの神社のある山に住んだと伝承があります。
山の名前は御室山。「室(むろ)」は住むための家を意味しスサノヲは酒を醸造するために何日も寝泊まりが必要だった事がわかります。
これだけなら「へぇ~ (゜_゜)」とその程度で終わっていたかもしれません。
私を驚かせたのはその神社の近くにある
神蹟の「釜石」です。


スサノヲが八塩折の酒醸造する際に使った「釜」が岩となったと伝わるこの巨石群はスサノヲの伝承を後押しするかのようにこの場所に存在しています。私に取ってこの「釜石」は衝撃でした。古事記には酒を作ったことは書いてありますが釜の事には触れていません。
そして前述の「室」についても触れていません。ですが、ここ出雲には神話を後押しする
伝承や神蹟地が今でも伝わっているのです。
公共交通機関の通っていない場所にあるこの神社と神蹟。行きやすい場所とは言い難いですが
そんなひっそりした場所に、古事記のスピンオフストーリーが今でも伝わっています。
その前にメインのヤマタノオロチ退治の事を知っていればスピンオフは最高のワクワクで知ることが出来るのではないでしょうか?
「神話を知ると出雲は100倍面白い」
私がこの持論を思うようになったきっかけを説明させていただきました。
今回の「神話=古事記」に続き
次回は「神話=出雲国風土記」を
ご紹介させて頂きたいと考えております。