神社な日常 知って得する神社のあれこれ 出雲大社・熊野大社 神在祭 編

※このブログは2020年12月7日に掲載した記事の再掲載です。

先月11月28日に朝山神社の神送祭と出雲大社の神迎祭のブログを書かせていただきました。
去る11月24日、同じ日の夕刻に朝山神社は神送り、そしてその夜、出雲大社は神迎えを斎行されました。
今回は出雲大社が八百万の神様を迎えた翌日、11月25日の神在期間中のご報告です。
11月28日のブログの続きになりますのでよろしかったら前回のブログを貼っておきますのでどうぞ。
↓ ↓ ↓
朝山神社神送祭・出雲大社神迎祭編

本日は神迎の翌日の出雲大社と熊野大社の参拝のご報告です。
大社さんの参拝を前に私、稲佐の浜に足を運びました。

弁天島に朝日が射してキレイです。神迎の祭壇はこの場所から北へ(弁天島に向かって右手に)200mほど行った場所です。迎え火を焚いた痕が残っていました。

松明が炭になっています。

何年か前は「焼き砂」が密かに話題になり、火が消えた頃の砂を持ち帰る人がいましたがやはり危ないからか、砂を上からかぶせ火を消していたようで炭も残っていませんでした。

今年は数年ぶりに炭が拾えました。私、この炭を持ち帰り水晶のクラスターと一緒に飾っていたりします(^^)

八百万の神々到着の名残を確認し稲佐の浜から出雲大社境内へ移動します。時刻は9時になり、神迎え翌日最初の神事、神在祭が開祭されます。

例年ですと、先着順に八脚門内に入らせて頂き参列出来たのですが、今年は招待された60名のみの参列とかなり縮小された神事となりました。

祭祀に向かう神職の皆さんを見送り、御朱印を頂いたり、境内の摂社を参拝します。

十九社は神在期間のみ扉が開けられています。

東にお泊りになる神様は出雲大社より東側の諸国の神様。対して西の十九社は出雲大社より
西側の諸国の神様だそうです。

早い時刻だったせいか素鵞社も並ぶこと無く参拝出来ました。オオクニヌシの鎮座されている
正面の参拝所の賽銭箱はいつもは一つですが三つに増設されていました(゜゜)!

一通り参拝を終え御朱印を頂きます。出雲大社の御朱印所はいつもは拝殿の後ろでしたが混雑を予想してか神在期間は拝殿の前のお守所に移動していました。

持参した御朱印帳に書き込みはしてもらえず、書き置きか新規の御朱印帳を求められた方のみ
その場で書いてくださいました。せっかくですので御朱印帳を求め書いていただきました。

白もありましたが
こちらをチョイス。

そして北島國造館へ。 

出雲大社では次のお社の参拝で御朱印がいただけます。
◆出雲大社 本殿
◆出雲大社 神楽殿

そして北島國造館では次の2社。
◆北島國造館 本殿
◆北島國造館 天神社

以前頂いたものです。平成ですね(^^;)北島國造館では神在期間中、出の2社の御朱印か
神在期間の限定か選べるのです。せっかくですので神在限定の御朱印をいただきました。

「神在月」の文言と龍蛇神さんの黒印がありますね。返す刀で再度出雲大社境内へ。北島さんの御朱印にもあったこの期間だけ参拝ができる龍蛇神さんの参拝のために並びます。
参拝は10時からなのです。

待っている間に神在祭終わり神官たちが退下していきます。

10時になりました。龍蛇神さんの準備も整い列が進み、あっという間の参拝でした。

例年ですとお神酒とご饌米、そしてテントの中で御札が求められるのですが今年は全て無くして参拝のみでした。ですので先程御朱印を頂いた時に求めた龍蛇神札を携えて参拝をしました。

「龍蛇神」さんは神様ですので写真はちょっとはばかりました(^^;)頂いた御札にその姿が描かれています。札の通りにトグロを巻いて頭の後ろから尻尾を出す、正に絵の通りで鎮座されています。

この御神体の正体は南国生まれの「セグロウミヘビ」。神在祭に先駆けて浜に打ち上がることが
多々あったことから「八百万の神々の先導の神様」と伝わりその御札は水難・火事除けのご神徳があり台所に貼ります。

そしてまたまた移動です。そう、神在期間行く所が多いのです!本殿から境外に出て10分ほどでしょうか?神議り(かみはかり)の会場「上の宮(かみのみや)」です。

着いてみると行列が出来ています。これは10時半から始まる神事を待っている参拝者の皆さんです。10時半になりました。神事が始まります。

並んでいた皆さんは神事の終わりを待ち、次々と二拝四拍手一拝の作法で参拝していかれます。神議りの会議を行いますので日中は八百万の神様たちはこちらにいらっしゃいます。

すぐ近くにある「下の宮」も参拝。ご祭神はアマテラス。一説にはアマテラスは国家鎮守のお役目のため神在祭にはいらっしゃらないとか・・・一説ですので参拝します。

また、悩む方もいらっしゃいますが作法は?四拍手?二拍手?以前、地元の方と参拝させて頂いた時、四拍手で参拝されていました。倣って四拍手で参拝しました。一通り神在の参拝を済ませた私は出雲大社と同じ日の24日14時に八百万の神々を迎えられた熊野大社に足を運びます。道のりにして50㎞足らず。車で一時間ちょっとの距離です。熊野大社は平成25年に神在祭が復活しました。こちらも旧暦で斎行されます。

参拝。

本殿の扉も開いていました。向かって左のイザナミの社殿に参拝。

八百万の神々はイザナミの元に参集されていらっしゃるのですね。松江市内の神在祭の由来は
母神イザナミが亡くなった10月にイザナミを敬い全国から集まるといった由来の神社が多いのですが、熊野大社は「神議り」のために参集、と他の松江市の神社と違うようです。御朱印もいただきました。

こちらはゆったりとした神在。先程まで歩いては順番を待っての繰り返しでしたので
ちょっと落ち着きました。
社名の「熊野」は奥まった場所の意味。熊野の名前に相応しく落ち着いた空気が流れていました。

熊野大社の神在期間は万九千神社と同じ12月10日まで。その日は出雲大社の二回目の神送り、
第二神等去出祭の日でもあります。
一斉に出雲から八百万の神々が帰られるのですね。

駆け足で朝から回った一日でした。来年は神在祭の参列が出来たり縁結び大祭も多くの参拝者が参列出来ることを祈念しております。本日は出雲大社と熊野大社の神在の様子をご紹介しました。お付き合いくださってありがとうございます。
またの更新をお楽しみに。
ご自愛くださいますように。

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