勾玉アンケートのご回答【その2】

こんばんは。
サルオです。

ありきたりなことを言うようですが、本当に一年があっという間に過ぎてしまいましたね。

それでは、本日は先月オンラインショップの会員様に送らせて頂いたアンケートの中で頂いたご質問につきまして、回答させて頂きたいと考えておりますので、
お付き合い頂けますと喜びます。

以下、前回の時にも事前に説明させて頂きましたが、同じ内容を繰り返させて頂きます。

匿名でご回答頂くアンケ―トでしたので、直接ご質問者様にご回答差し上げることが出来ませんでした。
そのため、この場を借りて回答させて頂きますこと、ご了承頂けますと喜びます。
また、回答の全ての冒頭にご質問頂いたことへの感謝を述べたかったのですが、回答が長くなってしまいそうでしたので、
省略させて頂きますことお許し下さいませ。


ご質問:
ピンクオパール勾玉の再販?を期待しております。

回答:
ピンクオパールかしこまりました。まだ見つかっておりませんが探させて頂きます。
ピンクオパールと言えばペルー産ですよね。
そして、この10年くらいのところで極端に出回らなくなった石でもあるように感じます。
15年くらい前は定番としてビーズも安定供給出来ておりましたが、今では黒い粒々の内包物がはいっていたり、ピンクではなく白いピンクオパールであったり、中々入手が難しくなっている天然石ですよね。

2024年は2020年以来の海外買い付けを計画しております。
2020年ツーソンショーで勾玉用の原石を買い付けた時がちょうどコロナ禍になる直前でした。
アメリカにもまだ新型コロナがほとんど入ってきていない状況で、現地の人から「アジアは大変だね」といわれていたころでした。
その後なかなか海外に直接買い付けに出ることが出来なくなり、逆に海外の原石のサプライヤーさんとzoomやwechat といったライブを繋いだり、写真や動画を送ってもらったりとリモートの買い付けが出来るようになってきたことは進化ですが、実際に現物を見て決めた方が絶対に良いと思っております。

画像だと撮影している環境によって同じ原石を撮影していても全く別物かと思うくらいのギャップが生まれることがあるんですよね。
そして、深いお付き合いのある関係ではないから悪意があるのか、ないのか真意は分かりませんが、これ本当?と思うことも少なからずあります。
なので、やっぱり画面越しで何十万円、物によっては1ロットの原石に100万円以上仕入を都度判断していくことは非常に難しいのです。

それに経験上、海外の市場に行った方が多くの石種と出会える印象もあります。

この写真は2020年にツーソンミネラルショーの風景です。

この時に約2年分くらいの勾玉用の原石を仕入れることが出来ました。
この写真の左側に、拡大するとエメラルドの原石が見えますが確かエメラルドとグリーンベリルを同時に出した時の原石はここで仕入れたものだったような気がします。


ご質問:
10mmのスマホストラップ用の勾玉やビーズを増やして欲しい。クオリティ高いけど、小さいとお値段的に買いやすいです。

回答:
実は勾玉においては10mmサイズだけ作るというのは歩留まりが悪くなること、
1個当たりの勾玉への加工費の負担が増えることから10mmサイズだけをつくると逆に割高になるのです。
勾玉の加工賃だけで考えると10mmサイズをつくるのも30mmサイズを作るのも大きな違いはないからです。

そのため、10mm~30mmまでのサイズを作った時には加工賃をそれぞれのサイズごとに振り分けれるのですが、
10mmサイズだけで費用を価格転嫁させるとおそらく「えっ!10mmサイズのなのにこんなに高いの?」というようになるかと思います。
そこが勾玉用の原石を探すうえでも難しいところなのですが、基本的に30mmサイズの勾玉が製作出来るサイズの原石を探すというのが原石選びの前提になってきてしまっているところがあります。

しかし、おっしゃられるようにそこだけにこだわり続けてしまうと、出来る石種の幅を狭めてしまっている原因にもなります。
今回のアンケートでも石種を増やしてほしいというご要望をたくさん頂きました。
そのご期待に沿えるように、小さいサイズの勾玉しか出来ないのであれば、小さいサイズの勾玉だけを作るという試みも必要だと感じましたので、来年以降チャレンジしていきたいと考えております。


ご質問:

発売されたことがあるかどうかわかりませんが、誕生石のサードオニキスの勾玉(縞がちゃんとあるもの)が欲しいと思っています。

回答:
サードオニキスの勾玉は確か作ったことはなかっと思います。
近いもので南紅めのうの勾玉を製作したことがありますが、サードオニキスの方が少し明るめなオレンジ色をしている印象ですよね。
サードオニキスはマダガスカルで産出されていたと思いますので、検討させて頂きます。

今回の回答は以上とさせて頂きます。
来年以降も引き続き不定期にはなってしまいますが、ご質問やご要望の回答をさせて頂ければと考えております。

今年一年大変お世話になりました。
来年も引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

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