ルビーインゾイサイトとサファイアインマイカシスト

こんばんは。
サルオです。

先週のブログでチラ見していたルビーインゾイサイトとお初のサファイアインマイカシストの丸玉を紹介させて頂きます。


左:ルビーインゾイサイト

右:サファイアインマイカシスト

今日紹介するこの丸玉には共通点がございます。
それは、ルビーもサファイアも鉱物としてはコランダムだということ。

そして、もう一つあるのです。
絶対に分からないと思いますが、ヒントは鉱物は関係ないです。

もう一つのヒントはこの丸玉は販売目的以外のもう一つの目的があって仕入れたものです。

正解は・・・

勾玉にしようと思っていた原石で作られた製品サンプルです。

サンプルと言ってもしっかりとした製品になっておりますので、そのままご紹介と共に販売させて頂きます。

ちなみに、どちらも勾玉化致しません。(というより出来ませんでした)
今日紹介するルビーインゾイサイトの一つ上の品質で、
ミャンマー産ではなくタンザニア産(もしかしたらミャンマー産だったかも)で綺麗な原石が見つかったので、
そのルビーインゾイサイトを勾玉にしようと思っていました!

が・・・
諸事情があり断念しました。
ちなみに、そのルビーインゾイサイトの原石がこちら

タンザニア産ルビーインゾイサイト

いい感じですよね。
ルビーの部分だけの勾玉も出来るし、ゾイサイトと共生した勾玉も出来るし、ゾイサイトだけの部分も少量だけ作ろうかな?と
色々想像していたのですが、、、実現することは出来ませんでした。

理由は現在勾玉を製作している機材がコランダムに対応していないというものでした。
コランダムは硬度が「9」です。
10段階のうち「9」はダイヤモンドに次いで硬い鉱物です。

他に硬い鉱物としてお馴染みのガーネットやベリルが「8」、水晶が「7」と考えるとかなり硬いのが分かりますよね。

でも、、、ちょっと待ってください。
ルビーの勾玉は前に一度やってますよね。

そうなのです。
一度作っているのですが、その時にとにかく石の表面を磨くのに苦労したと聞いております。
そのときの苦労は並大抵のものではなく、もう二度とコランダムで勾玉を作ることは出来ないと感じた程だそうです。

そのルビーの勾玉がこちら。


言われてみれば、確かに苦労の跡がにじみ出ているように感じます。

そういったこともあり、今回はルビーの勾玉は諦めました。
(ほとぼりが冷めたころ、また依頼してみようかなと密かに考えています・・・)

ということで、本日の本題のルビーインゾイサイトの丸玉を紹介させて頂きます。

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ルビーインゾイサイトは宝石名として定着していますが、
正確にはコランダムと角閃石を含むゾイサイト・シストです

ルビー部分もあれば、紫色を帯びているパープルサファイアと混在しています。

そして緑色部分がゾイサイトシスト。
先週タンザナイトを紹介させて頂いた時にこのルビーインゾイサイトの写真を使わせて頂きましたが、
タンザナイトも鉱物名はゾイサイトなので、この両者が同じ石というのも不思議なものですね。
(正確にいうとシスト(片岩)ですが。)

ちなみに、ルビー部分は蛍光性を持っています。

といっても、通常の蛍光灯下では蛍光性があるのかどうか分からないくらいの蛍光性です。

部屋を真っ暗にしてブラックライトを当てることで、真っ赤な蛍光を見ることが出来ます。

★【限定1石】ルビーインゾイサイト 60ミリ丸玉 19,800円(税込)★
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部屋を暗くしていない状態でブラックライト当てるとこのように見えます。


ちょっと蛍光してるかどうかわかりにくいですね。

今日のブログは思った以上に長くなってしまいましたので、
続きのサファイアインマイカシストについては、来週月曜日に紹介させて頂きます。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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