今フローライトがアツい!ドラマで話題のフローライト

こんばんは。
TVerで1話だけVIVATを見たサルオです。
面白いからU-NEXT入れようか悩んでいます!

そして、その中で取り上げられた「フローライト」が注目を集めているそうです。

フローライトは鉱物・宝石の世界ではかなりメジャーな存在として有名です。
産地や形状、色味や蛍光性などにより価値は変わってきますが、押しなべて決して希少価値の高いものではなかったように思います。

ここで「なかった」と表現したのは10年くらい前の話。
確かに最近では以前は定番として安定供給出来ていたのに、明らかに近年では品質が安定しなくなり、綺麗なものを安定的に仕入れるのが難しくなったなぁと感じている石種の一つです。

その理由の一つがフローライトの実用性
おそらくですがVIVANTの中でもこの実用的な価値をめぐっての争いなんだろうなぁと予想しております。
その実用性については、最後に余談としてお話させて頂きますので、フローライトの実物を見てみましょう。

★フローライト 八面体 チャイナ産① H:2.0cm,W:2.70cm,D:1.9cm,5.5g 330円(税込)★
オンラインショップにて販売中!!

フローライトを火の中に入れると光が弾け飛ぶ性質の様子が
まるで夜空を飛ぶ蛍の光のように見えることから「蛍石」として命名されたのだそう。

そsてフローライトはその特徴として様々な色を持っています。

フローライトの発色原因は希土類元素が関係しているそうです。
希土類元素とは現代の産業を支える重要な元素とされる「レアアース」のことで、そのレアアースがフローライトの色に関係していると言われています。

★フローライト 八面体 チャイナ産① H:2.0cm,W:2.70cm,D:1.9cm,5.5g 330円(税込)★
オンラインショップにて販売中!!

この八面体のフローライトはこの形状で産出されるわけではなく、この形に加工された物。
加工といってもカットや研磨されたものではなく、フローライトが持つ「へき開」という特徴を利用して作られています。

へき開とは結晶が特定の方向に割れやすいという特徴のことで、カルサイトであれば「マッチ箱を押しつぶしたような形」が有名ですよね。
そのようにフローライトの結晶を道具を使って”コンコン”とすると、このような形で割れるそうです。

僕自身やったことないのですが、この八面体に割る技術もかなりの「職人技」らしいですよ。

ここからはフローライトの実用性についてです。

私たちの日常で何に使われているんだろう…?
分かりますでしょうか?

実はカメラのレンズなんです!!!
カメラのレンズは中に何枚もレンズが入っているのですが、特に望遠で撮ろうとするとガラスのレンズではどうしても色収差というものが発生してしまいます。
色収差とは色による屈折率の違いで、像が虹色ににじんでしまう現象のことです。


写真を加工して作っているのであくまでイメージですが、このように若干ズレが生じます。
ガラスだとどうしても発生してしまう色収差、なんとフローライトだとそれが発生しないのです。
しかし無色透明なフローライトで、しかもレンズが作れるくらいの大きさの結晶はなかなか無いです。
そのため天然のフローライトを溶かして純粋なものを再結晶してレンズを作っています。

フローライトは割れやすく傷つきやすい石なので、それをレンズ状に丸く磨きあげるのは至難の業!
その為フローライトレンズはとても高いんですね!

おそらく、再結晶させているということは、装飾品や標本として価値がないような品質の物を使っているのではないかと思います。
やっぱり、カメラのレンズとして使うよりは圧倒的に装飾品の方が高く売れるでしょうからね。

だから、すぐにフローライトのビーズやアクセサリーが手に入らなくなるとうことは無いと思いますので、ご安心頂ければと思います。

最後までご覧頂きありがとうございました。

シェアする

シェアする

フォローする

フォローする

シェアする