珍しい平行連晶を持ったマダガスカル産レンゲ水晶のクラスター

こんばんは。
サルオです。

本日は珍しい形状をした平行連晶の水晶を紹介させて頂きます。

★【数量限定】レンゲ水晶 クラスター② 2番:H:3.9cm,W:6.1cm,D:5.1cm,118g 4,400円(税込)★
オンラインショップにて販売中!!

商品名の由来になっている「レンゲ」とは、漢字で書くと「蓮華」です。
つまり、「蓮の花」を表しております

確かにこの水晶の形状を見ると蓮の花のような形をしていますよね。


蓮の花

このような形状の水晶クラスターはとても珍しいのです。

難しい話になりますが、
宝石鑑別所の先生に調べて頂きご解説頂きましたので、
それを元に説明をさせて頂きます。

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横から見ると分かりやすいのですが、
大きな結晶の周りの小さな結晶が大きな結晶と同じ方向に成長しているのが分かります。

そして大きな結晶の柱面にある小さい結晶は柱面の壁に影響されて並列に成長しています。
このような形態を平行連晶と呼びます。

そして、大きな結晶の下の方にある小さな結晶は平行連晶になっておらず、別の方向に成長しています。
このあたりが蓮の花らしさが出ているところですね。

次に真上から見てみます。


中心の結晶の周囲に成長している小さな水晶の結晶が全て中心の水晶に支配されて並んでいるのが分かります。
しかし、平行連晶より下側の別方向に伸びている結晶達は上の成長の影響を受けていないことが分かります。

また、全体的に茶色っぽく色づいている要因はライモナイト(褐鉄鉱)で固化された泥によるものです。
軟泥状の鉱床中で形成されたもののようで、過飽和の鉱液から成長し平行連晶となり、上に成長し、その後下方向に成長していき、花弁のような形状に成長したものと思われます。

その結果、蓮の花のような形になりました。
なぜ、レンゲ(蓮華)水晶なのか。

この水晶もライモナイトを含む泥の中で成長したと思われます。
そして、蓮も泥の中で成長する植物です。

もしかしたら、そういったこともこの名前の由来になっているのかも知れません。
とのことでした。

それにしても普通の形状の水晶ではないですよね。
僕も普通の原石では満足出来なくなってしまって、変わったものばかり好きになっていくようになってしまいましたので、
こういった変わり種の標本を見るとうれしい気持ちになります。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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