黒水晶に見えるんですけど!実は違う天然石なのです

こんばんは。
サルオです。

鉱物の世界には見た目ではほとんど見分けがつかない物がございます。
原石であればある程度特徴が出るので判断することが出来るのですが、ビーズなど加工されていたら肉眼では全く見分けることが出来ないものが多々あります。

その代表的な天然石が「真っ黒な石」です。

例えば、ブラックトルマリンとオニキスと黒水晶とブラックスピネルの丸ビーズを混ぜ混ぜすると・・・

カオスの出来上がりです。
見た目だけで区別することは、はっきり言って不可能に近いです。

しかし、天然石によっては、ひと工夫することでその正体が浮かび上がることがあるのです。
今日はそのような天然石を紹介させて頂きます。


さて、この天然石の名前が分かりますでしょうか。
真っ黒いビーズのブレスレット。

拡大して見てみましょう。


どうですか?
ここで分かった方は素晴らしいです!

でも、この写真の中にも確かにヒントはあるんですよね。

ヒントはタイトルに書いた「黒水晶に見えるんですけど!」です。
つまり、水晶系の天然石です。

もっと言うと、インクォーツ系の天然石ですよ。


次が最大のヒントです。
下からスマートフォンのライトを当てると分かりやすくなる尾です。

その写真がこちら


正解はブラックルチルクォーツのブレスレットでした。

ブラックルチルクォーツは通称名で内包物はブラックトルマリンです。
針状のブラックトルマリンが水晶の中を所狭しと入ることで真っ黒に見えているのです。
そこに強い光を当てることで、透明な部分だけが光を通してこのように見えます。

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下から光を当てなければ、この質感から黒水晶と間違ってもおかしくないですよね。
ちなみに、黒水晶はこのような別鉱物が内包して黒く見えるわけではなく、微量に含まれる金属元素「アルミニウム」による影響で黒く発色した水晶のことですので、
ブラックトルマリンの内包したブラックルチルクォーツとは全く別物ですよ。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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