こんばんは。
サルオです。

本日は珍しい天然石であるコーネルピンのビーズを紹介させて頂きます。

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このコーネルピンはその珍しさゆえに他の鉱物と間違えられてきました。

例えば、僕ば見ている本の中に
「色調は濃緑色～海緑色が普通だが、白色、クリーム色、無色、青色、ピンク色、緑黄色、黒色のこともある。電気石と見間違えられることがある」と書かれております。
電気石、つまりトルマリンですね。
確かにこのような多岐にわたる色味を持っているとトルマリンのようですし、このビーズが「グリーントルマリン」と言われても特に違和感がないかも知れません。
コーネルピンが珍しいからこのような間違われ方をするのでしょうね。

しかし、それだけではございません。

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トルマリンと間違えられてのか昔のことでしょ？と思うかも知れませんが、このコーネルピンのビーズはコーネルピンとして仕入れる方が珍しいのです。
(過去の話です)

コーネルピンをコーネルピンとして仕入れてない？

意味が分からないかも知れません。
しかし、事実そうだったのです。

初めてコーネルピンを仕入れた2014年頃、海外の市場で「グリーンベリル」として仕入れたのが最初でした。
ベリルはアクアマリンやモルガナイト、エメラルドといった鉱物と同じもので、微量に含まれる金属元素によって多種の色味をもち、その色ごとに異なる宝石名を持っています。

グリーンベリルはどちらかというと薄いグリーンカラーのイメージでしたので、これは珍しいと仕入れたものの、本当にベリル？と思い鑑別に出した結果がコーネルピンだったのです。

また、それから数年後・・・

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同じく海外の市場でアイドクレーズとして仕入れたビーズがあります。
アイドクレーズもコーネルピンと同じく透明感のある緑色をしているという特徴があります。

このアイドクレーズとして仕入れたビーズも鑑別にだすと「コーネルピン」という結果がでたこともあります。

それくらい、「まさかコーネルピンだとは思わなかった」と思われるようなレアな天然石なのですね。コーネルピンは。

ちなみに、下の写真がアイドクレーズ(これは本当のアイドクレーズ)です。

アイドクレーズ

アイドクレーズも濃い色・薄い色がありますので、あくまでも参考程度に見て頂けると喜びます。

ところで、今日紹介しているコーネルピンのビーズについてもう一つ説明をしなければいけません。
それは下のビーズをご覧ください。

この写真は三枚とも同じ2番のビーズを撮影したものです。
しかし、色味が若干違って見えますよね。

アイオライトのニ色性ほどではないのですが、このコーネルピンのビーズも個体によりますが見る方向によって色の濃淡が異なるという変わった性質を持っているのも特徴の一つですよ。

コーネルピンって不思議と原石ではあまり見かけませんね。
原石好きとしてはいつか原石も手に入れたいと思っている石の一つです。

最後までご覧頂きありがとうございました。