1月から12月、それぞれの月に割り当てられた「誕生石」
自分の生まれ月のストーンには、特別な思いを持たれる方も多いのではないでしょうか?
贈り物として、お守りとしても人気の誕生石ですが、
結局誕生石ってどんな風に良いの?
自分の誕生石の意味は?
そもそも誕生石っていつ誰がいつ考えたんだろう?
など……意外に知らないことも多いようにも思います。
身に着けると幸せが訪れるとして古くから大切にされてきた誕生石、その始まりや歴史、石の意味などを知ることで、よりお守りとしてのパワーを発揮してくれるのではないでしょうか?
今回はそんな誕生石の起源やそれがもたらすもの、各月の石の意味に加えて今よりもっと楽しんで頂ける誕生石の身に着け方もご紹介したいと思います。
誕生石の起源
誕生石の起源には諸説ありますが、有力とされているのは約3,500年前に書かれた旧約聖書『出エジプト記』、そして新約聖書『ヨハネの黙示録』であると言われています。
旧約聖書『出エジプト記』内には、ユダヤの高僧たちが身に着けていた胸飾りに12種の宝石があしらわれていたこと、そしてその石についての記述があります。
また新約聖書『ヨハネの黙示録』の中で「理想郷」として描かれた聖都の12の城門の土台部分はそれぞれ異なる12の宝石で飾られていた、とあります。
これらの聖書に登場する12の宝石が誕生石の基になったという説が有力とされています。
その一方では、じつは旧約聖書『出エジプト記』に登場する12種類の宝石は、12の星座に関連すると考えられ星座石の基なのではないか?との見方もあるようです。
歴史・国によって違う誕生石
現在のようにそれぞれの月と石が結び付けられるようになったのは18世紀頃、ポーランドの宝石商によって考えられたと言われています。
当時、国や地域によってバラバラだった誕生石は、1912年にアメリカで開催された米国宝石組合大会において統一されました。
そんな中、日本で誕生石が定められたのはその後の1958年。
日本の風土や習慣に合わせて若干修正が加えられました。日本では5月は緑の季節として、ヒスイが加わっています。
現在の誕生石は米国宝石組合大会において統一されたものの、それぞれの国の風土や、自国の宝石の歴史なども反映しているため、国によって少しずつ異なっているのです。
また日本では2021年12月に63年ぶりに誕生石が改定され新たに10石追加されました。
誕生石は何をもたらす?
古くから世界中で愛されてきた誕生石は身に着けることにより下記のような様々なものをもたらすとされています。
・誕生石を身に着けると「幸せ」が訪れる
・誕生石は願いを叶えてくれる
・誕生石はお守りとして自分を守護してくれる
・誕生石は不思議な力を発揮する
・誕生石が安心感を与えてくれる など……
誕生石には素敵な言い伝えが残され、今でも運気アップとして、また自分を守ってくれる「お守り」として持たれる方が多くいらっしゃいます。
誕生石の楽しみ方
誕生石の楽しみ方は、自分の生まれ月のストーンをお守りとして身に着けるのがもっとも一般的ですが、じつはそれ以外にも効果的な身に着け方があるのをご存知でしょうか?
■自分の誕生石と大切な人の誕生石を一緒に身に着けよう
家族や恋人など大切な人との絆を深めたい時には、家族の誕生石が入ったファミリーリングのように、自分の誕生石と大切な人の誕生石が一緒に入ったアクセサリーを、ペアで身に着けてみてはいかがでしょうか?
家族や大切な人の想いが詰まった誕生石アクセサリーは、愛情や温もりが感じられる特別なお守りになることでしょう。
■月ごとに誕生石を身に着けよう
各月の誕生石は自分の生まれ月に関わらず、1月にはガーネット、2月にはアメジストを、という風にその月ごとに石を身に着けるのもおすすめなんですよ。
じつはコレ「元祖!誕生石の楽しみ方」とも言われているのです。
西洋では約1,300年前から12種の石をすべて所有し、各月ごとに一つの石を身に着けるという文化があったと言われています。元祖とされる所以が伺えますね。
誕生石はその月に最も力を発揮するとも言われることから、より石のパワーを味方につけたいと願う方には特におすすめの持ち方です。
また、どうしても叶えたい願い事がある時には、自分の誕生石とその月の誕生石を一緒に身に着けることで、強力なお守りとなって更に素敵な道が開けるかもしれません。
特別な贈り物に誕生石を贈りませんか?
大切な人の幸せを願う時には誕生石がおすすめです。
幸運を運ぶと言われたり、「守護石」として持ち主を守ってくれるとされる誕生石は、大切な人を守りたい、幸せになって欲しいと願う時の贈り物として最適!
誕生石は「お誕生日の贈り物」というイメージを持たれることが多いと思いますが、月ごとにその月の誕生石を身に着ける方法もあることから、結婚記念日やクリスマスなどの大切な日にはその月のストーンを贈るのもおすすめです。
想いがこもった誕生石は大切な人を守り幸せへと導いてくれることでしょう♪
幸せのお守り「誕生石一覧」
各月の誕生石とそれぞれの意味合いをご紹介いたします!
1月の誕生石
- ガーネット…努力を実らせ、成功・勝利へ導く。信頼を得る
- フローライト(※1)…感情の乱れを防ぐ、集中力・分析力を高める
- ヘマタイト…身代わり石、自信と勇気をもたらす※1 フローライトにはグリーンやブルー、パープルなど様々なカラーがございます。
2月の誕生石
- アメジスト…真実の愛を与え、恋人・友人との絆を深める、想像力や理解力を深める
- ブルーレース…交友関係を豊かにする、緊張感を和らげ穏やかな感情を与える
- スモーキークォーツ…潜在能力を引き出す、不安や焦りを抑える、心の強さを養う
3月の誕生石
- アクアマリン…愛を育み結婚(幸運)へ導く、海難防止
- カルサイト…成功・繁栄を表す、ポジティブな考えを持ちやる気を出す
- アメジスト…真実の愛を与え、恋人・友人との絆を深める、想像力や理解力を深める
- ブラッドストーン…困難を乗り越える精神力を養う、優しさと包容力を与える
- アイオライト…目標に向かう正しい道を示し前進させる、精神的自立を促す
4月の誕生石
- ダイヤモンド…永遠の絆、揺るぎない愛情、正義と勝利
- ロードクロサイト…情熱的な愛を引き寄せる、豊かな人生へ導く
- 水晶…すべての調和、あらゆるものを清める
- モルガナイト…愛を引き寄せて維持し、思いやりと知恵を与える
5月の誕生石
- エメラルド…成功と勝利へ導く、男女間で良い関係を築かせる
- 翡翠…災いから身を守る、幸運を引き寄せる
- マラカイト…健康のお守り、悪意を跳ね除ける、洞察力・読心力を高める
6月の誕生石
- ムーンストーン…感受性を豊かにする、愛を育む
- パール…持ち主の身を守る、母性と貞節を育む、子宝・安産
- シトリン…人間関係のトラブル回避、自信と活力を与える、富・繁栄・金運の石
7月の誕生石
- ルビー…深い愛情、争い事の勝利、カリスマ性や華やかさを与える
- 水晶…すべての調和、あらゆるものを清める
- カーネリアン…力強さと勇気を与える、実力発揮の石
8月の誕生石
- ペリドット…聡明さを与え、恐怖心を取り除く
- サードオニキス…夫婦に幸運をもたらす、友情と幸運の石
- ルチルクォーツ(※2)…邪気を払う、直感力・勝負運を高める
- スピネル…新鮮なエネルギーを生み出し、発展・前進・向上する力をもたらす※2 ルチルクォーツにはゴールデンルチルの他に、レッドルチルやオレンジルチル、グリーンルチルなど様々なカラーがございます。
9月の誕生石
- サファイア…繁栄と成功を引き寄せる、冷静さと明晰さを与える
- ラピスラズリ…邪気を払い、幸運をもたらす、災いから身を守る
- アイオライト…目標に向かう正しい道を示し前進させる、精神的自立を促す
- クンツァイト…無限の愛を与える、感情を自由に表現させるといわれている
10月の誕生石
- トルマリン(※3)…優しさを呼び起こし、恋人たちの愛を守る
- オパール…苦しみやスランプからの解放、心に希望を与える、想像力・直感力の向上
- チャロアイト…感情・精神・肉体のバランスを保つ、純粋で優しい気持ちにする※3 トルマリンにはピンクトルマリンの他にもブルートルマリンやイエロートルマリン、ブラックトルマリンなど様々なカラーがございます。
11月の誕生石
- トパーズ…遠距離恋愛の成就、一途な心を育てる、創造性を高める
- シトリン…人間関係のトラブル回避、自信と活力を与える、富・繁栄・金運の石
- カーネリアン…力強さと勇気を与える、実力発揮の石
12月の誕生石
- ターコイズ…危険から身を守る、旅の守護石、勇気とやる気をもたらす
- タンザナイト…正しい判断力を与える、落ち着きと思慮深い思考で成功に導く
- ラピスラズリ…邪気を払い、幸運をもたらす、災いから身を守る
さいごに
自分のストーンとして大切なお守りとなってくれる誕生石……
それは幸運を運んでくれるだけでなく、疲れたときには癒しを与えてくれたり、目標に向かって頑張っている時には励ましてくれたり、いつも私たちに寄り添いそっと見守ってくれる存在なのではないでしょうか?
誕生石が、あなたの日々の暮らしを彩り、よりかけがえのない大切な宝物になりますように……♪
※天然石の意味合いや記述につきましては、複数のいわれや言い伝えなどを基にまとめたものになります。