アクアマリン出雲型勾玉



眩しい季節にぴったりな、海を感じさせる青

アクアマリン Aquamarine の名前の由来は、ラテン語で“海の水”を意味する言葉。
その名の通り、海を感じさせる優しい青色が特徴です。

今回おつくりした勾玉のアクアマリンはブラジル産で、その部分によって様々な海の表情を魅せてくれます。

アクアマリンはエメラルドと同じ「ベリル Beryl」の一種。
微量な鉄イオンによって水色に発色しています。
その元素が様々な形態をとっていることにより、水色だけでなく緑や黄色味があらわれるのですが、加熱処理によって鉄の形態を整えて、澄んだ水色にするのが一般的。
さらに近年、アクアマリンの処理技術はバリエーション豊かになり、みずみずしく透き通った海水のように美しい透明感を、比較的安価に楽しめるようになりました。

古く、ギリシャ神話では、この石は海底の国に住む海洋神の宝物だったと思われていました。
それが巨大な嵐によって海岸に打ち上げられて発見されたもの、と考えられていたとのことです。
その故事から、“沈まない、浮かび上がる”という縁起がうまれて、現在の海難防止のいわれにつながっているのだとか。
見た目の美しさはもちろん、神秘的ないわれも魅力的なアクアマリン。出雲型勾玉でも大人気な石種です。

お届けできる機会は限られておりますので、ぜひ永くお楽しみいただければと思います。

「国譲り神話」の舞台にもなっている「稲佐の浜」でお清めした勾玉となります。

※6月6日(木)20時販売開始予定です。