二種類の「ヘマタイトインクォーツ」の違いについて

こんばんは。
サルオです。

あなたにとってヘマタイトの印象はどちらですか?

左:ヘマタイトインクォーツ 10ミリビーズ 1,320円(税込)
右:ヘマタイトインクォーツHC 10ミリ ビーズ 16,500円(税込)

上の写真の商品名はどちらも「ヘマタイトインクォーツ」なのです。
つまり、水晶の中にヘマタイトという鉱物が内包している天然石です。

しかし、同じ鉱物が内包しているようには見えませんよね。

少し話は変わりますが、「ラズライト」という鉱物があります。
この鉱物は日本語で書くと一つの鉱物を指しているように感じますが、英語で書くと二つの鉱物になるのです。

つまり、

英語名:Lazurite(ラズライト)、和名:青金石
英語名:Lazulite(ラズライト)、和名:天藍石

ややこしいですね。
この両者は成分も異なる、まったく別の鉱物です。
ややこしさを避けるために天藍石の方をラズーライトと言ったりする場合もあるそうです。

もしかして最初に紹介したヘマタイトインクォーツもラズライトと同じで、

「カタカナで書くと同じでも、英語にすると違う石なの?」と思ってしまいますよね。
もう一度写真を見比べてみましょう。

左:ヘマタイトインクォーツ 10ミリビーズ 1,320円(税込)
右:ヘマタイトインクォーツHC 10ミリ ビーズ 16,500円(税込)

どうですか?
同じ鉱物が水晶の中に入っているとは思えませんよね!?

しかし、この両者は同じ鉱物なのです!

ヘマタイトの印象はやはり黒く金属光沢を持った鉱物という印象ですが、ヘマタイト自身の色は赤色です。
このように石を粉末状にした時に分かる石が持つ本来の色のことを条痕と言います。
つまり、ヘマタイトの条痕は「赤」です。

ではなぜ、ヘマタイトは赤ではなく黒く見えるのでしょうか。

赤色のヘマタイトが黒く見える理由

ヘマタイトの成分は酸化鉄(Fe₂O₃)で、可視光を広く吸収しやすい上に、結晶の集まり方によっては表面での反射が強くなります。
つまり鏡のように光沢の強いヘマタイトは光を強く吸収・反射して「黒っぽく」見えてしまうのです。

そのため、ヘマタイトの結晶や粒子が比較的大きい塊だと、光の散乱・吸収によって「赤」より「黒っぽさ」に寄ることがあるようです。

先ほどのヘマタイトインクォーツの写真でもその片鱗が見えましたよね。
写真を拡大してみます。

ヘマタイトインクォーツHC 10ミリ ビーズ 16,500円(税込)

上の写真を見ると確かにヘマタイトの結晶が大きいものが黒く見えて、小さいものが赤く見える傾向があります。

それにしても同じヘマタイトインクォーツなのに価格が全然違いますよね。
写真左の赤いヘマタイトは水晶のクラックの隙間に沈殿して入っているのに対し、右側は水晶の内部に“結晶として”入っています。
こうした産状の違いに加え、希少性も価値として価格に反映されているのだと思われます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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