水晶を英語でいうと’ロッククリスタル’?それとも’クォーツ’

こんばんは。
サルオです。

突然ですが、水晶の英語名はロッククリスタル?それともクォーツ?どちらでしょうか。
あまり深く考えてきませんでしたし、個人的には同じことと思っていましたが、水晶は日本人にとって最も一般的に認知されていて、お値段的にも手軽に持てるということから最も人気のある鉱物と言っても過言ではございません。
そのため、これを気に勉強をさせて頂こうと考えております。

ロッククリスタルについて
古代ギリシャ人は万年雪に覆われた氷の中から出てきた水晶を見て、氷が石になったと思い「クリスタロス(氷)」と呼んだのが語源のようです。
現在水晶の宝石名である「ロック・クリスタル」は透明な岩の結晶という意味を表しているそうです。
ちなみに「クリスタル」という言葉は水晶のことも指しますし、単に「結晶」という意味でも使用します。
なので、ロッククリスタルとは、岩の結晶になるのですね。

クォーツ(和名:石英)について
日本においては明治11年に塊状のものを「石英」とし、それを含むグループの総称名の和訳として「クォーツ」という名前が採用されました。
そして、石英の中で六角柱状の結晶を示す「ロック・クリスタル」の和訳を「水晶」としたそうです。
クォーツの和名は「石英」ここからも想像できる通りクォーツは広い意味で使われます。

そして、日本においては明治以後、透明度の良いものを「ロッククリスタル」、透明度のやや落ちるものを「クォーツ」と呼び分ける慣習が出来てしまったようですが、実際には和訳のところで色々と矛盾が出来てしまっているようです。
例えばinクォーツ系など透明感がある水晶も石英である「クォーツ」となってしまうなど。

これは、国々の立場で異なったイメージや解釈によって名前が付けられたことによるもののようです。

これらをサルオ的にまとめると、水晶の正式な宝石名は「ロッククリスタル」、鉱物名はクォーツ。
クォーツは広い意味で使われる。例えばローズクォーツ、スモーキークォーツなども含めて。

本来ロッククリスタルであるはずの水晶に対してもクォーツと呼ぶが、
それは海外の英語名が和訳され名付けられた明治の時代から曖昧になっているものなので、長いものに巻かれろ精神で曖昧なままでもいいのではないか。
と言うことで、クォーツという名前は万能というところでしょうか。

今さらパイライトinロッククリスタルやスィテブナイトinロッククリスタルって言いにくいですしね。
「クォーツ」という名前がスマートで言いやすいです。

ちなみに、我々が海外のメーカーに水晶を発注するときは単に「Crystal」を使い「Quzrtz Crystal」や「Rock Crystal」は使っておりません。

数年前お客様から「ロッククリスタルは人工水晶のことでしょ?」と言われたことがあります。
名前がややこしいと色々な解釈が生まれてきてしまいますので、長文になってしまいましたが説明をさせて頂きました。
(しつこいようですが、ロッククリスタルは水晶です)

ちなみに、今回書いた内容は『「水晶がわかる本」飯田考一著 京都マリア書房』を参考に書いております。
今回のブログの内容は一部僕の解釈も含めて書いているところもありますのでおかしなところもあるかも知れませんが、この本を見ていただくと水晶に特化した本だけに水晶の形や色や内包物など多岐に渡って書いてありますのでオススメです。
(別に飯田さんから「宣伝して」とは言われていませんよ)

このまま文章だけで終わろうかと思いましたが、折角なので最後にロッククリスタルである水晶のポリッシュポイントを紹介させて頂きます。


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透明感が高いことが特徴的な水晶のポイント。
透明感の高い結晶ということはロッククリスタルな水晶ですね。

ポリッシュポイントなので表面は研磨が施されております。

また、特徴としては年輪のように水晶が成長した痕跡が残っているところが面白いですよ。


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きっと元々ここに別の水晶がくっついていたんでしょうね。

そして、虹もしっかりと見える高品質な水晶ポイントですよ。


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水晶は氷の結晶。
残暑が厳しい日が続いておりますが、少しでも涼しい気持ちになられたらと思います。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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