素材から加工・仕上げまで全て「国産」にこだわった「石世絵(いしよえ)」の
全国受注販売が始まりました。
「石世絵」第一作として、《冨嶽三十六景~神奈川沖浪裏》《風神雷神図屏風~雷神》《風神雷神図屏風~風神》と、第二作《冨嶽三十六景~凱風快晴》《三代目大谷鬼次の江戸兵衛》《名所江戸百景~大はしあたけの夕立》選りすぐりの六景を取り揃えました。
玉人がこの六景を選んだ想いをお届け致します。
●冨嶽三十六景~神奈川沖浪裏
葛飾北斎の代表作であり、日本の浮世絵の中でも最も広く知られる一枚といっても過言ではありません。
海外では “The Great Wave” の名で親しまれ、19世紀後半のヨーロッパで流行した「ジャポニスム(日本美術や工芸品の影響を受けた芸術運動)」を象徴する作品として知られています。

モネやゴッホをはじめとした名だたる芸術家に影響を与え、作曲家ドビュッシーもこの絵から着想を得て、交響詩《海(La mer)》を生み出したと伝えられています。
この世界的名画を水晶に刻むことで、波のうねりや空気の緊張感が、まるで立体的に浮かび上がるような新たな表情を生み出しました。
200年を超えてなお時代を越えて響き続ける“波”の力を、石世絵を通して感じていただければ幸いです。
●風神雷神図屏風~雷神・風神
国宝にも指定されている俵屋宗達の原画をもとに、尾形光琳や酒井抱一など、多くの絵師が模写を残した名作です。


今回の石世絵では、尾形光琳による《風神雷神図屏風》(東京国立博物館蔵)をもとにしています。
宗達作では、風神・雷神が下界を見下ろすように描かれているのに対し、光琳作では互いに睨み合うような構図となっており、画面に緊張感と躍動感が生まれています。
風と雷という目に見えぬ自然の力を、水晶という透明な器に封じ込めるように彫刻しました。
静と動、可視と不可視が交錯する、そんな日本美術の精神が、石世絵として現代によみがえります。
石世絵 風神雷神図屏風~雷神 ご注文はこちらから
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●冨嶽三十六景~凱風快晴
「神奈川沖浪裏」と並ぶ、葛飾北斎の代表作のひとつ。
通称「赤富士」として親しまれ、縁起の良い絵としても広く知られています。

赤富士とは夏の終わり頃、早朝の富士山が朝日に照らされて山肌が赤く染まるという、非常に珍しい自然現象です。
その希少性から、「縁起が良い」「幸運を招く」「活力をもたらす」といった意味が込められているとされています。
この神秘的な瞬間を水晶という永遠性を持つ素材に刻むことで、一瞬の奇跡を手元に留めておけるような、美術と自然の融合が生まれました。
作品上部のわずかな暗がりには夜明け前の空気が描かれており、その静けさもまた、石世絵ならではの魅力のひとつです。
●三代目大谷鬼次の江戸兵衛
東洲斎写楽の代表作にして、浮世絵史に残る名作のひとつ。
わずか10か月ほどの活動期間に約145点を制作したとされており、その中でも本作は初期の大首絵28枚のひとつです。

その短い活動期間にもかかわらず現代に至るまで強烈なインパクトを残し続け、東洲斎写楽は「謎多き天才絵師」としても語り継がれています。
大見得を切る歌舞伎役者・大谷鬼次の迫力ある表情は、現代の私たちが見てもなお、心を揺さぶられるほどの強さを放っています。
写楽の正体については諸説ありますが、阿波徳島藩お抱えの能役者・斎藤十郎兵衛であったという説が有力です。
大胆な構図と陰影表現を水晶に彫刻することで、写楽の筆致が立体的に浮かび上がり、一瞬の芝居の熱気を永遠に封じ込めたかのような一作となりました。
●名所江戸百景~大はしあたけの夕立
歌川広重の代表作のひとつで、突然の夕立に慌てる人々の姿や緻密に描かれた雨の線に、
絵師はもちろん、当時の彫師や摺師といった職人たちの技術の高さが表れています。

また、この作品はゴッホが模写したことでも知られており、日本国内よりもむしろ海外での知名度が高いという点も非常に興味深いところです。
この情景を水晶に刻むことで、雨粒が光を受けて輝き、まるで本当に濡れそうなほどの臨場感が生まれました。
日本の自然と人々の暮らし、そしてそこに宿る当時の職人たちの卓越した技と美へのこだわりを、石世絵ならではの視点で感じていただければと思います。
石世絵 名所江戸百景~大はしあたけの夕立 ご注文はこちらから
製品詳細
【価格】 各¥55,000(税込)
【素材】
水晶プレート :人工水晶(国産)
外装材(木箱):天然杉(国産)
内装材:ポリエチレンフォーム(国産)
※人工水晶については工場内にて育成された、光学製品等に用いられるアズグロウン人工水晶を使用しております。
【サイズ】
水晶プレート本体:105㎜×74㎜×5㎜
木箱:130㎜×100㎜×22.5㎜
※木箱については天然杉使用のためサイズに若干の誤差が生じます。
日本の伝統美と現代技術の極みを、ぜひご自宅にてご堪能ください。
絵姿が日常の風景を彩る様子をご紹介した記事はこちら。
最後までご覧いただきありがとうございます。