こんばんは。
サルオです。
もう夏かと思うくらい暑い日が続いていたかと思うと、また涼しくなってきましたね。
暑いと言えば僕の中でパイライトは熱いイメージがあるんですよね。
と、いうのも、毎年行われるツーソンのミネラルショーで直射日光の当たるところで路面店に石を広げて売っている光景よく見かけます。
そして、パイライトは直射日光を浴びてあっつ熱になっちゃうのです。
それこそ、まともに持てないくらい熱くなったものもあったように記憶しております。
これはパイライトが持つ高い熱吸収率ため起きる現象です。
それでは本日は日陰に飾って欲しいインドネシア産パイライトwithセプタークォーツ原石を紹介させて頂きます。
★【限定1石】パイライトwithセプタークォーツ クラスター インドネシア産 H:2.5cm,W:5.9cm,D:2.7cm,43g 10,000円(税込み)★
オンラインショップにて販売中!!
魅力と希少性
パイライトが共生した水晶クラスターは人気が高いですよね。
今までですとペルー産のものがよく出回っていたかと思いますが、今回は珍しくインドネシア産の原石です。
噂では最近見つかって出回りだしたとか・・・
そして、今回入荷したものは、なんと!
クラスター状の水晶の一部の結晶がセプタークォーツになっているのです!
これは、本当に驚きです。
セプタークォーツは単結晶になっているものが多く、クラスター状の結晶でセプターになっているものはとっても珍しいのです。
さらに!
パイライトと共成しているのですから、さらに驚きです。
★【限定1石】パイライトwithセプタークォーツ クラスター インドネシア産 H:2.5cm,W:5.9cm,D:2.7cm,43g 10,000円(税込み)★
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セプタークォーツとは
ところでセプタークォーツって何?ですよね。
セプタークォーツのセプターは日本語で「王笏」という意味です。
言いたいことは分かりますよ。王笏って何?・・・ですよね。
なんか玉葱(たまねぎ)って読んじゃいそうになりますが、王笏(おうしゃく)です。
でも実際の王笏を見ると玉ねぎみたいな形をしています。
下のイラストの王様が右手に持っているものが王笏です。
何に使うものかは分かりません。
調べてみると王様が自身の権威を示すための装飾品として持つもの、それが王笏のようです。
(杖として使うのかと思ったら違いました)
そんなセプタークォーツですが、和名で王笏水晶とも言いますが、どちらかというと松茸水晶と言う方が日本人としてはイメージしやすく一般的かも知れません。
確かに下の写真を見ると王笏よりも松茸の方がしっくりくるかも知れませんね。
★【限定1石】パイライトwithセプタークォーツ クラスター インドネシア産 H:2.5cm,W:5.9cm,D:2.7cm,43g 10,000円(税込み)★
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パイライトと水晶以外の共成鉱物
この原石には金色に輝くパイライト(黄鉄鉱)と水晶のほかに黒っぽい灰色の鉱物も共成しています。
その鉱物は商品名には入れていませんがパイライトと同じくらいの存在感を持っているのです。
その灰色の鉱物がこちら。
がっつりと共生したスファレライト(閃亜鉛鉱)
パイライトの上にちょこんと乗ったスファレライト(閃亜鉛鉱)
パイライトの共成鉱物と言えばこの鉱物。
ペール産のパイライトにもよく共成しているスファレライト(閃亜鉛鉱)です。
スファレライトはごく稀に透明感を持っているものがあり、そのようなスファレライトのことをクレオフェーンと言いますが、このスファレライトは透明感を持っていない一般的なスファレライトです。
▼透明感のあるスファレライトをご覧になりたい方はこちらをご覧ください
ブログ『やっぱりここが好きだよ!スファレライトの原石』
このスファレライトは結晶の形がしっかりしていないので、パイライトのような”ギラつく”光沢は持っていませんが一つの原石で複数の鉱物が楽しめるのは標本ならではですよ。
最後までご覧頂きありがとうございました。