初登場!?クロムダイオプサイトシリカのブレスレット

こんばんは。
サルオです。

本日はおそらく当店初登場になるのではないかと思います。
それくらい珍しいクロムダイオプサイトシリカのブレスレットを紹介させて頂きます。

★【限定1本】クロムダイオプサイトシリカ 7ミリブレスレット ロシア産 内径:約16cm 19,800円(税込み)★
オンラインショップにて販売中!!

まずはよく耳にする『〇〇シリカ』について考えてみたいと思います。

「シリカ」って便利な言葉ですよね。
シリカには「inクォーツ」や「withクォーツ」のようなイメージがあるため、内包しているのか、共生しているのか分からない時によく使われている印象です。

ただ、この「シリカ」という言葉が出回りだしたのは私の記憶が正しければジェムシリカが最初だったように記憶しております。
これは僕が初めて聞いた「〇〇シリカ」という言葉というだけで、もしかしたらそれ以前から「〇〇シリカ」は存在していたのかも知れませんが・・・

そして、僕の中での最初の「〇〇シリカ」であるジェムシリカは「inクォーツ」や「withクォーツ」とは異なるイメージでした。

まずはジェムシリカを見てみましょう。

アリゾナ州産ジェムシリカ原石①

ジェムシリカは「クリソコーラに石英成分(SiO2)が浸透し固化したもの」と言われています。

つまりそれは浸透しているものであって、内包(inクォーツ)や共生(withクォーツ)しているわけではないですよね。

もう一枚写真を見てみましょう。

アリゾナ州産ジェムシリカ原石②

これはジェムシリカになってる部分を拡大した写真です。
クリソコーラと水晶(石英)がどちらも独立してるわけでなく、混ざり合っているというイメージですよね。

では、改めてクロムダイオプサイトシリカのブレスレットを見てみましょう。

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「混ざり合っている」というよりは「共生している」という表現の方が合っているように感じますが、ビーズと原石を比べている時点で公平ではないですよね。

ということで、このクロムダイオプサイトシリカがどのような原石だったのか、調べてみました。
ちなみに、すでにこのビーズに使われた原石の現物は僕が勾玉でやっているような、原石の買い付けから生産までを一貫してやっているものではなく、ブレスレットの”ありもの”を仕入れたものですので、原石の現物を辿ることは出来ません。あくまでも「このような原石を使ったのかな?」という推測ですので、ご了承下さいませ。

それでは鉱物のデータベースを覗いてみます・・・

ロシア産のクロムダイオプサイト原石の写真はたくさん出てきますが、水晶と共生しているものが見つからない・・・
むしろ、調べていたらクロムダイオプサイトが産出される鉱山の写真が興味深く、説明も含めて見入ってしまいました。

興味がある方は見てみてください。
(英語のサイトに飛びます)

https://www.mindat.org/loc-216419.html

そして、やっと見つけました。
ロシア産ではなく、フィンランド産のクロムダイオプサイトです。

勝手に画像を使うことはできませんので、画像のリンクを張らせていただきます。
(またも英語のサイトに飛びます)

https://www.mindat.org/photo-930035.html

上のリンク画像に共生鉱物の説明が何もないので推測ですが、水晶と思われる鉱物と共生していますよね。
そうすると、やはり厳密にいうとクロムダイオプサイトwithクォーツになっているものと思われます。
今回ビーズになった原石もおそらくこのような原石だったのではないかと推測されます。

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ところで、〇〇シリカは石英成分が元々あった鉱物に浸透して固化したものとお伝えしておりましたが、この業界の〇〇シリカの解釈が少しずつ変わってきたのではないかと思われます。

そのようなことがよくあると混乱してしまうのですが、この業界ではしばしば起こることなんですよね。
少し話はずれるかもしれませんが、最近「翡翠(ジェダイト)」の解釈も変わってきたという話も聞いたことがあります。余談にはなりますが、翡翠は基本的に岩石であり、ジェダイト(ヒスイ輝石)だけが純粋に入っているようなものは少なく、ほとんどの場合、オンファサイト(オンファス輝石)やコスモクロア(コスモクロア輝石)などの別鉱物が混ざっています。そのため、そのようなものはヒスイ輝石岩と呼ばれていたのが、それらも含めてヒスイと表現してもよくなってきたという話を聞きました。

話を戻しますが、〇〇シリカも広い意味でwithクォーツに対してもつけられるようになったのかもしれませんね。
今回は仕入先さんから仕入れた状態の名前のまま販売させていただきましたが、正確にはwithクォーツのように感じます。

ただし、だからと言って価値が落ちることは全くありません。
逆にこれくらい透明感のある水晶とエメラルドグリーンカラーが特徴的なダイオプサイトが共生しているものはかなり珍しいと思います。

比較対象として、クロムダイオプサイトのブレスレットも一緒に発売させていただいておりますので、こちらも宜しければご覧いただけますと喜びます。

★【限定1本】クロムダイオプサイト 8ミリブレスレット ロシア産 内径:約17cm 13,200円(税込み)★
オンラインショップにて販売中!!

クロムダイオプサイトのクロムは「クロムを含有して緑色に発色したダイオプサイト」です。
クロムはエメラルドの緑やヒスイの緑色の発色原因にもなっている金属元素ですので、まるでエメラルドのような発色の良い鮮やかな緑色を演出してくれますよ。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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