初めて会った蛍光するメノウについて

こんばんは。
サルオです。

蛍光するメノウって存在しているのですね。
今日は珍しい蛍光するメノウを元に蛍光鉱物についてお話させて頂きたいと思います。


グリーンカラーに蛍光するメノウ

蛍光鉱物とは

暗い場所で紫外線をあてると、異なった色を発する鉱物があり、それらを蛍光鉱物と呼びます。紫外線により鉱物の原子のエネルギーが高まることで新たな光を発すると考えられ、紫外線の照射をやめると、光らなくなります。この石は石に含まれる元素や結晶構造によって個性があり、鉱物の識別の手掛かりとなります。

代表的な蛍光鉱物と言えば、カルサイト、フローライト、ルビー、ハックマナイト、ソーダライト、ウィレマイトなどが有名だと思います。
そして、ほとんどの蛍光鉱物は全ての個体が蛍光するわけではなく、特定の条件を満たすことで蛍光する場合がほとんどです。

例えば、フローライトでも蛍光する個体と蛍光しないことがありますよね。
もっというと産地、例えばイギリスのロジャリー鉱山産のフローライトは蛍光するなど産地による特徴もあります。

今回のめのうもこのパターン。
全てのビーズが蛍光しているわけではなく、グリーンカラーになっている物だけが蛍光しているビーズで、青色に光っているように見えるのはブラックライトの色です。

同じ個所を撮影した蛍光の比較

内包物によって縞模様があるように見えるので、実際はカルセドニーになるように感じますが、そのカルセドニー部分に黒っぽい内包物が入っている物だけ蛍光しているように見ます。

この部分に蛍光する何かが入っていて、その内包物が原因で蛍光していることが想像出来ます。
つまり、最初の蛍光の説明をさせてもらった中で、結晶構造によって蛍光を示すのではなく、めのうやカルセドニーの成分に蛍光性を有する不純物が入ることで蛍光しているように感じます。
ちなみに、蛍光している部分はやや乳白色をしているのに対して、蛍光が弱いところは無色透明に近い色合いになっております。
そのため、ビーズ全体が光るというよりは乳白色部分が強く緑色に蛍光しているように感じます。

それでは最後にブレスレットの全体像を見てみましょう。

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このビーズの真ん中にある黒いものは何かな?
デンドリチックアゲートのデンドリになりきれていないもののようにも見えるので、酸化マンガン系の鉱物ですかね。
推測ではございますが、ご参考にして頂けますと幸いです。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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