こんばんは。
サルオです。
もうすぐ11月だというのに昼間は暖かい日が続いてますよね。
ちなみに僕は今日も半袖です。
地球が温暖化しているというのを実感してしまいますよね。
地球の温暖化は天然石の世界にも影響してきます。
例えば「ヌーマイト」という石。
この石は一説にはグリーンランドの永久凍土が溶けて、その下から見つかったと言われています。
そして、今日紹介させて頂く「アイスクリスタル」の発見も同じように地球の温暖化が原因と言われていますが、詳細は後ほど語らせて頂きます。
それではアイスクリスタルと見てみましょう!
★【限定1石】アイスクリスタル原石 インド・ヒマラヤ産 H:4cm,W:8cm,D:4.4cm,102g 8,910円(税込)★
オンラインショップにて販売中!!
アイスクリスタルとは
ヒマラヤ山脈にあった氷河が地球温暖化の影響で、どんどん溶けて小さくなることで、これまで長い間氷の下に閉ざされ、誰も立ち入ることのできなかった場所で水晶が見つかるようになりました。
それがアイスクリスタルです。
アイスクリスタルの名前の由来もこの氷河からきております。
蝕像水晶(エッチングクォーツ)
★【限定1石】アイスクリスタル原石 インド・ヒマラヤ産 H:4cm,W:8cm,D:4.4cm,102g 8,910円(税込)★
オンラインショップにて販売中!!
アイスクリスタルの一番の特徴は結晶面が凸凹しているとことです。
鉱液に含まれる酸やガスなど水晶を溶かす物質にさらされていたためこのような形状になっております。
これは天然環境下で起きていることで、珍しい現象なのです。
そして、このようにして出来た水晶を蝕像(しょくぞう)水晶やエッチングクォーツと呼ばれています。
通常の水晶と比べても圧倒的に産出量の少ない蝕像水晶が北インドのヒマラヤ山脈にあるマニカランからは数多く産出されていました。
10年以上前かと思いますが、このアイスクリスタルが出回りだした頃は市場に沢山出回ったことを覚えております。
最近の産出状況については分かりませんが、以前に比べて新しいものが出回らなくなったので、希少な存在になってきたのかも知れません。
★【限定1石】アイスクリスタル原石 インド・ヒマラヤ産 H:4cm,W:8cm,D:4.4cm,102g 8,910円(税込)★
オンラインショップにて販売中!!
このアイスクリスタル原石を見ると全体が浸蝕されているわけではなく、だいたい半分くらいの箇所が蝕像になっております。
下の写真は上2枚の写真のポイントの反対側の写真です。
上2枚の写真に比べると大きく浸蝕されていないことが分かります。
内包物を楽しむ
先ほどの写真にも少し写っていました緑色や茶色をした鉱物が水晶の中に入っています。
これは何でしょうか?
拡大して見てみます。
緑色の”もわもわ”とした印象の鉱物はクローライト(緑泥石)です。
緑泥石は水晶の中に入ることでまるで庭園のような印象を与えてくれることからガーデンクォーツとも呼ばれています。
内包物はかなり少なめなので、ガーデンアイスクリスタルと呼ぶには少しおこがましいかも知れませんね。
もう一つ気になるのは左側の所々に見られる茶色い鉄さびのような色をしたものです。
これは、まさに”鉄さび”です。
しかし、学校の校庭にあるような鉄棒とは違い、こっちは天然鉱物の鉄さびです。
鉱物名は「ライモナイト(褐鉄鉱)」といいます。
入り方にもよりますが、水晶に入ることで華やかさを演出してくれる鉱物です。
地殻変動を受けた!?
このアイスクリスタルには大きな亀裂が見られます。
違う角度から見てみます。
この角度から見ると亀裂の隙間に極々小さい結晶があるように見えます。
つまり、この亀裂は採掘の際に出来たものではなく、地殻変動により結晶が一度折れて、そこに新たな鉱液が入り込み、新たな結晶が出来てくっついたのではないかと推測出来ます。
この推測を思い浮かぶにあたったもう一つの分かりやすい理由があるのです。
それが、こちら!
★【限定1石】アイスクリスタル原石 インド・ヒマラヤ産 H:4cm,W:8cm,D:4.4cm,102g 8,910円(税込)★
オンラインショップにて販売中!!
水晶の根元部分がゴツゴツとしてますよね。
拡大するとこのようになっております。
細かい小さな結晶が見えませんか?
つまり、この水晶の根元も一度折れている可能性があり、その折れた箇所に新たな鉱液が入り込み、細かい水晶が成長しているように見えます。
このような影響を与えるのはやはり地殻変動しかないように思います。
まとめると、このアイスクリスタルは
成長、破壊、溶解、再成長をしたため、特徴的な形になった面白い水晶だと想像出来ます。
このように原石は見れば見るほど色々と想像を掻き立てられて楽しくなってきますよね。
最後までご覧頂きありがとうございました。