「賢者の石」「竜の血」の異名を持つ”シンナバー”クォーツのブレスレット

こんばんは。
サルオです。

シナバー(和名:辰砂)という鉱物について、名前はよく聞く有名な石なのである程度は知っていたのですが、今までおそらく原石以外では取り扱ったことがなかったと思います。

正直にいうとアクセサリーやビーズではあえて仕入を敬遠していたところはございます。

というのも、この鉱物はわずかにですが、毒性があるからです。
毒性については低いため、現在でも中国では漢方薬として使用されているそうですが、水銀を含む鉱物であるため大量に摂取すると水銀中毒になってしまいます。

昔の中国の皇帝たちはこの鉱物を不老不死になるための賢者の石だと信じており大量に摂取していたため、その結果、短命であったそうです。
特に有名なのが映画「キングダム」にも登場する秦の始皇帝もこのシンナバーを大量に摂取しており、そのため水銀中毒で亡くなったと言われています。映画の中では聡明なイメージの嬴政(えいせい)【秦の始皇帝】がこのような死に方をしていることにイメージが崩れてしまいますね。

また、日本においても顔料(絵の具)として使われてきた歴史があり、綺麗な赤色を示すシナバーは日本画にも重宝されていたそうです。

しかし、そこにも逸話があり、昔の絵師たちはシナバーの顔料をつけた筆の先を整えるために筆の先を舐めていたそうです。
そのため、水銀中毒になり短命だったという話をどこかで聞いたことがあるような気がします。

そういった逸話をよく目にする鉱物だけにアクセサリーとしての取り扱いは避けていたところはあるのですが、シンナバーは水に溶けにくく、水銀を出しにくいため毒性が低く、また、少量の摂取であれば中国では漢方薬として使用されているところも考え、1本だけ販売してみることにさせて頂きました。

そのため、こちらのブレスレットを食べようとは絶対に考えないで下さいね。

前置きが長くなってしましたが、シナバー”クォーツのブレスレットの画像がこちら

★【限定1本】シナバークォーツ 10ミリブレスレット ペルー産 内径:約17cm 8,030円(税込)★
オンラインショップにて販売中!!

乳白色の部分がクォーツ。
朱色の部分がシナバー。

シナバーはシンナバーとも言いますが同じものです。

クォーツは水晶のイメージとは違い、クォーツァイトやクォーツシストのような透明感の無い砂岩のような印象です。
その隙間にシナバーが脈状に入り込んでいるような印象です。

★【限定1本】シナバークォーツ 10ミリブレスレット ペルー産 内径:約17cm 8,030円(税込)★
オンラインショップにて販売中!!

このシナバークォーツの模様がまるで絵画のよう・・・
この鉱物を顔料として使おうと思った古代の人の気持ちが分かるような気がしますね。

ちなみに、シナバーの最大の産地は中国の辰州(現在の湖南省付近)であり、和名の辰砂(しんしゃ)はその産地からつけらた名前です。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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