レピドライトシリカ10ミリブレスレット ~意外と深いレピドライトのお話

こんばんは。
サルオです。

レピドライトについて調べていて気が付いたのですが、

もしかして「レピドライト」という名称は世界的に使われなくなっている?
のではないかという疑念が出てきました。

というのも、鉱物のデータベース「Mindat.org」の検索窓で「Lepidolite」と入れると「Polylithionite-Trilithionite Series」というページに飛ばされるのです。
つまり、レピドライトは現在「ポリリチオナイト-トリリチオナイトシリーズ -2つの端成分鉱物間の固溶体系列-」という名称を使うのが世界標準なの?ということです。

なんか、長い名前ですね。

もう少し調べるとレピドライトは「ポリリチオナイト-トリリチオナイトシリーズ」と同義語と出たので、本当なのでしょう。
つまり、レピドライトとは「ポリリチオナイト」という鉱物と「トリリチオナイト」という鉱物の中間体ということです。

それにしてもポリリチオナイトもトリリチオナイト耳馴染みがない鉱物ですので、やっぱりレピドライトという名前がしっくりきますし、
「リ」が重なるから言いにくい、

ということで、やはり言い慣れた「レピドライト」としてブレスレットを紹介させて頂きます。

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レピドライトの特徴は何と言ってもこのパープルカラー。

奇遇にもレピドライトと同様にLi(リチウム)を主成分に持つ鉱物であるトルマリンやクンツァイトもピンク~紫色になっているものがありますよね。
なので、成分のリチウムと紫色に何か関係がありそうな気がしないでもないですが、クンツァイトのピンク色はMn(マンガン)によるものですし、トルマリンも多色性を示すので、リチウムの色というよりは、他の微量に含まれる金属元素のとのバランスによって色が決まっていそうです。

そのためレピドライトも微量に含まれるマンガンの影響により紫色に発色している可能性がありそうですね。

ちなみにここでいう「リチウム」はスマートフォンのバッテリーに使われている「リチウムイオン電池」のリチウムと同じ金属元素です。

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もう一つレピドライトの特徴としてキラリと輝く光沢が見えることです。
レピドライトの和名はリチア雲母や鱗雲母です。

つまり雲母グループの鉱物です。

雲母グループの鉱物自体「真珠光沢」と呼ばれる光沢を持つ鉱物が多く、レピドライトも例外ではなく真珠光沢を持っているため、ところどころ光を反射してキラキラして見えますよ。

余談ながら雲母はその特徴から「きらら」と呼ばれています。
実際に「きらら」と書いて変換すると「雲母」と出ます。

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原石の雲母としてはネガティブな特徴ではないのですが、ビーズやアクセサリーとしてカット・研磨加工が施されたレピドライトの特徴として”綺麗な丸になりにくい”ということが挙げられます。

それが雲母は薄い層が重なり合った構造をしています。

レピドライト原石を横から見た画像

この薄い層が”ペりぺり”簡単にが剥がれるのです。
もちろん、ビーズに加工するときに剥がれないようにしっかりと含侵処理が施されるのですが、それでもやはりビーズに平らな面が出来てしまうのは原石にそういった特徴があるためです。

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本日紹介しているレピドライトシリカはレピドライトとシリカ(ケイ酸成分)を多く含んだ鉱物が共生したブレスレットです。

それにしてもレピドライトが独立した鉱物ではなく「ポリリチオナイト」と「トリリチオナイト」の成分を中間に位置する鉱物だったとは勉強になりました。

ちなみに「ポリリチオ」の「ポリ」は「たくさんの」と言う意味で、「トリリチオ」「トリ」は「3つ」という意味を表しています。
とうことは、「ポリリチオ」は「たくさんのリチウム」で「トリリチオ」は「3つのリチウム」という意味で、それぞれ成分を表した名称になっているのですね。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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